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2007 年 1月 9日 タバコと歯周病
 「タバコは百害あって一利なし」とよく言われるように、喫煙によって全身疾患へのリスクが高まることはよく知られています。口の中はタバコの煙が最初に通過する臓器であるため、歯周病や口腔癌の原因の一つに挙げられます。

 タバコが歯周病の原因となる理由は、タバコに含まれるニコチンが、歯周組織(歯ぐきなどの歯の周りの組織)の毛細血管を収縮させるためと言われています。また少し進行した歯周病でも血管収縮のために自覚症状が現れにくく、気づいた時には重度の歯周病になってしまっていることもあります。外観的にも喫煙による歯ぐきへのメラニン色素(歯ぐきが黒っぽくなる)の沈着が多数報告されています。勿論口臭の原因にもなりますし、治療後、歯ぐきが治癒しようとする働きにも待ったをかけ、治療効果が得にくくなります。

 本人が喫煙していなくも他人の吸っているタバコの煙(副流煙)を吸い込むことで、健康被害を受けることを、受動喫煙と言います。受動喫煙した母親から胎児、乳児に影響を及ぼすこともあります。受動喫煙は家族や身近な人の歯周病へのリスクをも高めるのです。

 禁煙は1回のチャレンジで成功する方は少なく、ほとんどが数回のチャレンジを試みておられます。禁煙に失敗しても何もデメリットはありません。もし成功すればそのメリットは計り知れません。失敗を恐れずチャレンジしてください。                           
衛生士 安井

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