京都市 北区の歯科 予防歯科 −溝渕歯科−

私の履歴書(外科への思い)

 
 
 高校時代ぼんやりと目標にしていたのは、救命救急医師でした。父親が京都府医大卒の外科医でしたので、やはりその背中を見て育った影響が大きかったのだと思います。
 浪人生活を経て歯科に進みましたが、大学入学が遅れたため、卒業後は経済的独立や結婚を考えると大学で口腔外科、矯正、歯周病等を専門に長期間研究していく道を選ぶことは無理でした。そこで、地域に信用のある歯科医院に就職し、できるだけ短時間で臨床の歯科技術を習得し、休日は時間が許す限り研修会を受講し自己研鑚を行う。そしてできるだけ早期に開業し、地元の京都市北区で地域医療の一旦を担わせてもらうという方針をたてました。2010092818035629427_2.jpg
 勿論、就職先の院長先生の監督下ではありましたが、卒業後の私に難しい親知らずの抜歯や歯周組織の手術ケースを任せてもらえたことが、私のその後の臨床に大きな影響を及ぼしています。現在でも口腔癌や癌の疑いで組織検査が必要な場合を除き、難抜歯やインプラントなどの症例で大学病院に紹介することは稀で、ほとんど自院で外科手術を行っています。
 当医院が患者さんのお口と、全身の健康を守るために予防歯科に特化して7年が経過し、患者さん方には本当に喜んでいただいています。しかし、実は当医院は開業して24年です。その間、継続して外科手術を多くの患者さんに施し、稀には術後大きく腫れたり、長らく痛んだりしながらも、感謝されてきました。救命救急が目標だった私のなかでは、外科を続けてきたことが小さな誇りでもあり、歯科という仕事が好きな理由でもあるのです。

                                                                               院長 溝渕健一

 

22年目での初体験

 
 
 溝渕歯科医院がお口のメインテナンスシステムを導入して5年が経過しました。当初衛生士1名、約20名の患者さんから始めましたが、2年半前の移転時に衛生士3名体制となり、ここ数ヶ月は1ヶ月に300名以上の方々がメインテナンスに来院されます。

現在歯周病のメインテナンスで来院されている患者さんの約70%は来院ごとに歯周検査の値を改善させ、綺麗なお口を保持されています。我々が行っているメインtayori_071029.gifテ ナンスが患者さんのお口の健康を守るための手助けとなっていることは、5年間のデータからも一目瞭然です。しかし、残りの30%、検査結果にあまり改善が 見られない患者さんへの対応が課題として残っています。顕著な改善がみられない患者さんは虫歯や歯周病へのリスクが高い訳ですから、きっちり症状を把握説 明して、一つずつリスクを減らしていかねばならないのです。そこを解決していく努力が不足しており、私としてはまだまだ道半ばの感を強く持つところです。


話は変わりますが、私が歯科医師会に入会してから長い間お世話になっている先生から「一度院内を見学させてくれや」の声がかかり、先日、先生と衛生士3名 で医院見学に来られました。過去に私が医院見学に伺ったことはあっても、溝渕歯科医院を見学に来ていただくのは始めてで、私を含めスタッフ全員が少し緊張 した半日になりましたが、逆に良い刺激にもなりました。

訪問いただいた某先生ですが、予防診療を行うことにより、より患者さんに喜ばれ、より貢献していこうという強い決意がなければ、なかなか後輩の診療所に医 院見学まではこられないでしょう。きっと私達も参考にさせてもらえるような、素晴らしいメインテナンスシステムを作りあげられるのではないかと感じていま す。  

院長 溝渕 健一

 

卒業おめでとう

 
 
tayori070322.gif お口のメインテナンスに当院を利用していただいている方々は、3歳のお子さんから、90歳のおばあちゃんまで、実にバラエティに富んでいます。その中で もやはり40歳からの、歯周病の改善そして予防で通院されている層が多いのですが、皆さんメインテナンス時の歯周検査結果が気になるようで、前回より改善 が見られると表情が和みます。実は担当する衛生士がほっとする瞬間でもあるのです。
 何らかの理由があり、メインテナンスを途中中断される方もおられますが、2,3回連続してメインテナンスに来院されていた方は、必ず再開されます。しか し、どうしてもメインテナンスを打ち切らざるを得ないケースがあります。それは三月に卒業を迎え、就職のため京都を離れる学生さん達です。今年も「ここも 卒業です」と残念そうに衛生士と話を交わす姿が見られました。社会に羽ばたく彼や彼女らに、「京都で過ごした学生時代に、歯の健康を守ってもらった歯科医 院」として永く記憶の片隅に残してもらうことができれば、我々スタッフ一同これ以上の喜びはありません。

院長 溝渕 健一

 

治療を成功に導くキーワード

 
 
tayori_0616.gif 定期的に来院される患者さんの中には、診療室を離れ、ゆっくり話を聞きたい魅力的な人が多くおられます。
 「歯科はトラウマでね 60 年ごぶさたでした。最近急に歯がぼろぼろになり、まともな食事ができなくなってね、何とかしてくださいな」と、笑みを浮かべて来院された 75 歳のおじいさん。若い頃は雀荘を経営するかたわら、メジャーな競馬場はもちろん、全国の地方競馬場や競輪場を回ったという根っからの博打好き。私も中央競 馬のビッグレースには参戦することが多いので話が合い、メインテナンス後の雑談が楽しく思わず武勇伝に聞き入ってしまいます。
 「去年退職してね、やっと時間ができたから、これ以上口の中が悪くならないように通いますわ、予防やったら痛くないですよね」と言われた、某新聞社の元 支社長さん。さすがに靖国やライブドア、村上ファンドなど、政治や経済の話題になると独特の自説を繰り広げられます。人事部に長く在籍されていたというこ とで、実は私の評価が気になるところでもあるのです。
 逆に、久しぶりに来院される患者さんの中には、前回通院時の記憶からは考えられないくらい、お口の状態が極端に悪化しているケースがあります。「えーな んでこんなになるまで・・」と落胆してばかりはいられず、原因をつきとめなければいけません。そのような患者さんは、程度の差はあれ、お口の清掃状態が悪 化している上に自己免疫力が低下しているという共通点があります。言い換えれば口まで気が回らない状況におられたという訳です。例えば、大病を負い長期に わたり体調を崩していた、仕事がうまくいかなくなった、家庭内に問題を抱えていた、精神的にバランスを崩していた、自律神経の変調から不定愁訴に悩まれて いた、等々です。
 何が原因かを話してもらうことは本当に難しいですが、何とか本当の理由を聞きだせなければ、治療途中の中断確立が高くなり、健康なお口を取り戻してもら うことイコール、治療の成功は望めません。上に挙げたような雑談の中にヒントが隠されているように感じるこのごろです。

院長 溝渕 健一

 

日本人に必要な食材とは

 
 
tayori1010no3.gif  先日、福井に学会参加して来ました。ここ40年間の日本人の食生活の変化に警鐘を鳴らす興味深い講演の一部をご紹介します。

 「伝統的な日本民族の遺伝子に合致した、重要かつ不可欠な食材である四品、すなわち海藻、根茎、魚、豆の消費量が減り、日本人の心と身体に大きな変化が 起こっている。日本人特有のわび、さびを感じる情緒豊かなきめ細かい人間性が薄れ、世界一キレやすい民族になってしまった。同時に、男性の女性化も深刻 で、40年前には1億1千8百万存在した精液1CC中の精子数が9千万まで減少しており、30年後には何と5千万にまで下がると予想されている。このまま では確実に生殖能力の低下が問題となる。
食品の規制緩和が原因で安ければよいという食品が次々と輸入され、我々の食生活の安心、安全が保障されないばかりか、重要な産業である農業と漁業が大幅に 衰退し、日本の食品の自給率は40%まで落ち込んでいる。この先進国では極端に悪い自給率が日本の将来に暗い影を落としている。農業や漁業は短期間で活力 を取り戻せる業種ではないだけに、21世紀は食料が戦略兵器にもなるという可能性が高いということも含め、もう少し国民の自覚が必要である」

海藻に含まれる亜鉛の摂取不足が味覚障害や精子の減少。そしてアルツハイマーの原因となること、また根茎に含まれるカリウムやカルシウムのミネラル不足は 激怒型の性格を作ることはよく知られています。我々は日本人の体質に合致し、カロリーの取り方が理想的であり、かつ栄養のバランスがよく、そして食材がヘ ルシーであるということで、世界中の栄養学者が世界一と認める日本食を見直したいものです。

院長 溝渕 健一

 
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