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2005 年 7月 22日    見える歯石 見えない歯石

 歯石はどのようにして作られるのかご存知ですか?歯石のお話をする前にまず歯垢(プラーク)についてお話したいと思います。プラークとは歯の表面に付着した白いネバネバした物質で、単なる‘食べかす'ではなく成分の約 70 〜 80 %は細菌から成り立っています。この細菌の塊であるプラークが石灰化し硬くなったものが歯石なのです。

 歯石には縁上歯石(歯ぐきより上の、目に見える部分に沈着した歯石)と縁下歯石(歯ぐきに隠れた見えない歯根部分に沈着した歯石)があります。縁上歯石は主に唾液成分と反応して石灰化し、白っぽい色をしています。縁下歯石は唾液成分と血液成分に反応して石灰化し、黒っぽい色をしているのが特徴です。

 口の中には、耳下腺、顎下腺、舌下腺という三つの大きな唾液腺が開口しています。歯石の成り立ちに唾液が大きく関係することから、唾液腺の開口部は歯石の沈着しやすい場所といえます。耳下腺は上の歯の奥歯のほっぺ側に、顎下腺、舌下腺は舌下小丘と呼ばれる舌の裏側のヒダの付け根あたりに開口しています。そのため上の奥歯のほっぺ側と下の前歯の裏側は歯石の沈着しやすい部位となっています。

 硬くなってしまう前のプラークは歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの清掃用具で除去できますが、ブラッシングを怠ると早い人では2,3日でバイオフィルム状態、そして歯石に変化していきます。そのまま放置するとその上にまたプラークが付着し徐々に大きな塊になってしまいます。

  私たちは歯周病の原因である歯石を除去することは勿論のこと、患者さん一人ひとりに応じた口腔清掃法をアドバイスし、口腔ケアーのお手伝いをさせていただきます。
衛生士 山本

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