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2004年5月9日 キシリトールに注目
キシリトールとは白樺や樫などの樹木から作られる天然素材の甘味料です。
砂糖と同程度の甘さを持ちますが、カロリーは2,8Kcal/gで砂糖の4Kcal/gより少なめです。キシリトールガム・タブレットは、むし歯予防に非常に注目されており、次のような効果を得ることが出来ます。

・むし歯はミュータンス菌が砂糖(糖分)を利用して出す酸で、歯の大切な成分であるリン酸やカルシウムを溶かすことから始まります。キシリトールはミュータンス菌が利用できない糖であるため、酸の産生を防ぎます。
そればかりか、ミュータンス菌のエネルギー源にならないので、ミュータンス菌を弱らせ、数を減らします。
つまり歯垢(プラーク)の量を減らすことができるのです。
・歯の表面のリン酸やカルシウムが溶け出した状態で、まだ穴があいていないむし歯を「初期むし歯」といいます。
この場合、唾液中のリン酸やカルシウムが、その溶けた部分に運びこまれることにより再び元の歯質に修復しようとします。このことを「再石灰化」といいますが、キシリトールはプラークの量を減らし、噛むことによって唾液量を増加させるので再石灰化を促進します。
フッ化物の併用によりその効果は倍増すると考えてよいでしょう。

ひとことでキシリトールガムといっても多くの商品が発売されています。
そこで選択の一つの基準として、ガムの成分中にキシリトールが50%以上含まれているものをお勧めします。当院では「ポスカム」というガムを置いていますが、キシリトールが50%、それに「Pos−Ca」(リン酸とカルシウム)という新しい成分を含んでおり、初期むし歯の再石灰化率をより高めます。
ガムは毎日4回5分以上噛むことが基本ですが、大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあり注意が必要です。
衛生士 北井

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