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2004年10月20日 秋の夜長は・・・ |
朝夕の冷え込みが厳しくなり秋も本番です。静かな長い夜を利用して「梅原 猛」を読んでみました。現在、日本哲学の第一人者である梅原先生が、京都の洛南高校で宗教(特に仏教)を授業された内容をまとめたもので、仏教を非常にわかり易く解説してあり、親はもちろん、中学、高校に通う我が子には是非一読を薦めたくなる一冊です。
「宗教がなければ文明はない」という書き出しから、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教のさわりを解説し、日本の宗教を、神道と混合した日本独自の仏教であると定義します。そして、古い秩序(社会主義)は崩壊しようとしているが、残る資本主義も危うい。人類がどうゆう主義、主張で生きていけばよいのかわからない混沌とした時代が来ている。新しい秩序はまだ見えておらず、ユダヤ教から分かれたキリスト教とイスラム教そして儒教の一神教同士の対立が激化し、大きな衝突が起ころうとしている、仏教国である我々日本は世界の和平運動の先頭に立つべきであると結ばれていました。
仏教といえば、当院の患者さんである小堀光詮三千院門跡門主と浄土真宗仏光寺派、渋谷暁仏光寺門主ご家族のお顔が浮かびます。光詮門主には「和顔愛語」という書をいただき、患者さんへの気持ちを新たにしたものでした。知識的には「光詮和尚は比叡山やから天台宗。浄土真宗10宗派のうち京都にはよっつあって・・。浄土宗は法然で南無阿弥陀仏。大徳寺のお坊さんも治療にこられるけど、大徳寺は禅宗やし厳しい修行を積まれて・・云々」くらいの恥ずかしいレベルなのですが、宗教がなければ文明はないと言われると、宗教ももう少し勉強かなと考えるこの頃です。 |
| 院長 溝渕 健一 |
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