|
|
 |
2004年4月7日 痛くなったらまた来てください |
アメリカでは年間所得が400万円以上の80%の人がお口のメインテナンスを希望し、実際受診されているという統計を、最近受講した講演会で知りました。また驚くべきことに、国際的に先進国といわれる国の知的レベルの高い人は90%以上定期的なお口のメインテナンスを受けられているのです。
このデータは今までの日本の歯科医院が誤った方向に進んでいた、つまりむし歯や歯周病の治療に終始し、予防には重点をおかなかった。言い換えれば患者さんの全身の健康や予後まで深く考えて治療にあたるという視点が抜け落ちていたことを如実に物語っています。
私自身の診療もそういう傾向がありました。
治療を最後まできっちり終わられた患者さんに「痛くなったらまた来てください」と受付で見送っていたことが多かったのです。
患者さんのリスクを改善し、バイオフィルムを破壊し、メインテナンスを継続すれば、むし歯と歯周病は90%以上の確率で改善されるということ。80歳になった時、痛い時だけ歯科を利用していた人は定期的なメインテナンスを受けていた人に比べて、3倍の歯牙を失っているということ。この事実を私を含め、日本の歯科医療はあまりにも軽視していたのです。
やはり患者さんの健康を継続的に守る歯科医院であらねばならないと改めて考えさせられた講演会でした。 |
| 院長 溝渕 健一 |
|
|